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小児矯正

お子さんの矯正について

お子さんの矯正について4歳~12歳という乳歯を永久歯が混在する時期に行う矯正治療は、お子さまの顎の正常な成長・発育を促し、永久歯が綺麗に生え揃うにためのスペースを作るという治療です。成長に合わせて矯正治療を行うため、抜歯せずに治療が出来たり、短期間の比較的簡単な治療できれいな歯並びに出来る可能性が高まります。なお、お口の成長の仕方には個人差があるため、矯正治療を始める時期はお子さま一人ひとりによっても最適なタイミングが異なります。矯正開始のタイミングなどについてもアドバイスさせていただきますので、歯並びや噛み合わせなど、お子さまのお口について気になることや不安があればまずはお早めにご相談ください。

お子さまの癖が歯並びに悪影響を与えてしまっているかも!?

普段、お子さまが行っている何気ない癖や行動が、もしかしたらお子さまの歯並びや噛み合わせを悪くしてしまっている原因となっているかもしれません。下記のような癖や行動がないか、お子さまの様子を見てみてあげてください。

頬杖をついている

頬杖をつくと、下顎に頭の重みの負荷がかかります。それによって歯並びが悪くなってしまったり、噛み合わせがずれてしまい、中にはお顔や顎の骨格が歪んでしまうというケースもあります。

指しゃぶり

指をしゃぶっている時は指で歯の裏側から前歯を押し続けることになるため、これが出っ歯の原因になってしまう場合があります。

口呼吸

口呼吸になるとお口の中が乾きがちになり、唾液分泌量も減ってしまうため、虫歯リスクが上昇します。また、お口の周囲の筋肉の動きが悪くなってしまうため歯並びを悪くする原因となります。

爪を噛む

爪という硬いものを噛むことが歯の負担となって、噛み合わせ位置がずれてしまうことがあります。

タオルを噛む

出っ歯になったり、歯の上下の噛み合わせが悪くなってしまったりします。

唇を噛む

上唇を噛む癖があると受け口の原因に、下唇を噛むと出っ歯の原因になります。

丸のみ

よく噛まずに食べ物を飲み込んでしまうと、歯や顎の骨格が不足してしまう恐れがあります。

舌癖

舌を出したり、前歯を舌で押し出す癖があると、歯並びが悪くなったり、発音が正しく出来なくなってしまったりします。

子どもの矯正はいつから始めればいいの?

子どもの矯正はいつから始めればいいの?お子さんの矯正治療について「いつから矯正治療を始めるべきなのか」ということは最も気になることの一つですよね。「今はまだ待って、4~5歳の頃から矯正治療を始めましょう」と言われることが多いようですが、矯正を開始する時期はしっかりと見極める必要があります。
悪い歯並びと呼ばれる状態には出っ歯、受け口、デコボコなどその種類は様々で、症状によって原因も異なります。成長期だからこそ効果的に矯正治療を行う事ができるというのは事実ですが、何より大切なのはそのお子さんにとって最も適した時期に矯正治療を行うということ。しっかりと時期を見極めて治療を開始しないと、必要以上に治療期間が長くかかってしまったり、最悪の場合、歯並びを逆に悪化させてしまうことにもなりかねないのです。
まだお子さんの矯正治療について相談をしたことがないという方、「他のクリニックで今すぐ矯正治療を始めた方がいいと勧められたが、悩んでいるため他の歯科医師の意見もみたい」という方、また、今既に他の病院で矯正治療を受けているもののなかなか改善されず不安や心配があるという方も、まずは当院にお気軽にご相談ください。

子どもの頃だからできること

矯正治療によって歯を移動させ、歯並びを整えるということ自体は大人になってからも可能です。
しかし、まだ子供のうちから矯正治療を始めることで、骨格にもアプローチしてあげることが出来るようになるのです。歯並びが悪くなるのは歯だけが原因になっている訳ではありません。そのほかにも骨格の大きさ・形、唇や舌による圧力なども関係しています。まだ体が発達途中である成長期の子どもであれば、そういった環境を改善することで歯が綺麗に並ぶように導いてあげることも出来るのです。
また、骨格に不正があるにも関わらず治療せずに放置してしまうと、その不正はどんどん大きくなっていくことになります。早めの治療で正しい成長を促してあげましょう。

小児矯正装置

プレオルソ

プレオルソ「プレオルソ」は、4歳から9歳くらいまでのお子様に適応されるマウスピース型の小児予防矯正装置です。この装置の特徴は、歯を直接動かすのではなく、歯並びを悪くする原因であるお口周りの筋肉のバランスを改善することで、間接的に歯並びを整える点にあります。お口周りの筋肉が適切に機能することで、歯が自然に理想の位置に並ぶ仕組みです。

ムーシールド

ムーシールドムーシールドは、3歳から使用できるマウスピース型の筋機能矯正装置で、受け口(反対咬合)の治療に特化しています。JM ORTHO社が開発したこの装置は、お口の周りの筋肉のバランスを改善し、顎の自然な成長を利用して正常なかみ合わせへと導きます。当院は、お子様のお口に最も適したサイズや質感、柔らかさを考慮して選択しています。

床矯正

床矯正床矯正は、顎を横方向に広げて将来的に永久歯がきれいに並ぶためのスペースを確保するための治療法です。拡大ネジを回すことで歯列を広げ、下顎の前方への成長を促すことを目的としたツインブロックや、上顎が前に出るように促すアクティブプレートなど、お子さまの状態に応じて使い分けます。この方法により、顎の発育を助け、歯が正しい位置に並ぶための準備をします。

カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)

カスタムメイド型マウスピース矯正装置(インビザライン・ファースト)乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に適したマウスピース型の矯正装置です。マウスピースは装着しても目立たず、矯正中であることを周囲に気付かれにくいため人気があります。また、簡単に取り外しができるため、食事や歯磨きの際に邪魔にならず、口内を清潔に保つことができます。

ブラケットワイヤー

ブラケットワイヤーマルチブラケットは、最も一般的な矯正治療で使用される装置です。歯の一本一本に小さなブラケットを取り付け、ワイヤーで結んで力をかけて歯を動かしていきます。マルチブラケットは幅広い症例に対応でき、歯並びの改善やの改善やかみ合わせの調整など、さまざまな矯正目的に使用されます。この治療法は、精密な歯の移動が可能で、ほとんどの症例に適応できます。

医療費控除

1年間に10万円以上の医療費を支払った場合、納めた税金の一部が還付されます自分自身や家族のために、その年の1月1日から12月31日までの間に10万円以上の医療費を支払った場合、税務署へ確定申告することで、治療費の一部が戻ってきます。美容・見た目の改善を目的としたいわゆる審美治療は医療費控除の対象とはなりません。しかし、小児矯正の治療費、かみ合わせの改善など必要性のある成人矯正の治療費に関しては、医療費控除の対象となります(税務署により判断基準が異なりますので、ご不明な点はお近くの税務署にお問い合わせください)。領収書や通院の際にかかった経費の領収書などは大切に保管しておきましょう。